医療法人について調べていると、よく出てくるのが「非営利」という言葉です。この言葉から、「儲けてはいけないの?」「利益を出してはいけないの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

 

結論から言えば、医療法人は利益を上げること自体は禁止されていません。むしろ、安定した医療サービスを提供し続けるためには、健全な経営と適切な利益の確保が不可欠です。

 

では、「非営利」とは何を意味するのでしょうか。ポイントは「利益の分配ができない」という点にあります。株式会社であれば、利益は配当として株主に分配されますが、医療法人では理事や出資者に利益を分けることが認められていません。得られた利益は、医療機器の更新や施設の改善、人材確保など、すべて医療提供体制の充実に充てる必要があります。

 

つまり、医療法人の非営利性とは、「利益を出さない」という意味ではなく、「利益を個人のものにしない」という仕組みなのです。これは、医療が公共性の高いサービスであることから、安定性と継続性を重視する制度設計といえます。

 

ここまで読むと、「なんだ、結局稼げないのか…」と思われるかもしれません。

 

そうではありません。

 

そのあたりの実務的なポイントについては、またの機会に。(温水)

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